解説
IT人材の役割

次に、社会の中でのIT人材の役割について考えていきましょう。

どんなふうに世の中の役に立っているのか、ということですね。

はい。IT人材は、ITを使っていろいろなサービスを利用できるようにします。

仕事をもっと効率的にするための仕組みや、これまでになかった全く新しい技術、それに会社が競争で勝っていくための生産性の高いシステムなど、世の中の役に立つサービスを利用できるようにすることがIT人材の役割です。

ITの専門家だからこそできることですね。
ITの知識以外の能力

そうなんです。でも、ITの知識だけではなく、ほかの能力も必要です。

たとえば、お客様の悩みに答えるアドバイザーになったりすることもあります。

アドバイザーですか?

はい。IT人材には、お客様の立場に立って問題を考えたり解決する能力も必要で、一緒に考えていく中でお客様からアドバイスを求められることもたまにあります。
国内IT市場 産業分野別 支出額予測、2021年~2026年
出所: ASCII.jp × デジタル. 「IDC、2023年の国内IT市場を21兆3716億円と予測」2025年9月19日閲覧 https://ascii.jp/elem/000/004/121/4121297

IT人材は本当に幅広い分野で活躍しているんです。グラフはIDC Japanが発表しているものですが、これから数年間、金融・製造・流通・サービスなどの全ての分野でITが成長していくと予想されています。

全ての分野でですか? だから、ITだけじゃなくてもっといろいろなことを知らなきゃいけないんですね。

そのとおりです。たくさんのことを勉強して、人の役に立てるIT人材を目指しましょう。
理解度チェック
問題
問1.IT人材の主な役割は何ですか。具体例を2つ挙げて説明してください。
問2.IT人材に必要な能力は、ITの知識だけではありません。具体的にはどのような能力が必要か、1つ例を挙げてください。
解答・解説
問1.IT人材の主な役割は何ですか。具体例を2つ挙げて説明してください。
解答例
IT人材の役割は、ITを使って社会に役立つサービスを利用できるようにすること。例として、①仕事をもっと効率化する仕組みを作る、②生産性を高めて企業の競争に勝てるシステムを整備する。
解説
本文では「仕組み」「新技術」「生産性の高いシステム」など、価値を生むITの実装が役割として挙げられています。サービスを「利用できるようにする」には、要件定義・設計・開発・運用まで一連のプロセスを担うことが含まれます。
問2.IT人材に必要な能力は、ITの知識だけではありません。具体的にはどのような能力が必要か、1つ例を挙げてください。
解答例
お客様(顧客)の立場で問題を考えたり解決したりする能力。
解説
IT人材は顧客の悩みに答える「アドバイザー」としての役割を果たすことがあります。アドバイスをするためには、IT技術だけでなく、対話・課題発見・合意形成といった非技術スキルが必要です。
要点まとめ
IT人材の役割
ITを活用し、業務の効率化や新技術の提供、生産性の向上によって社会の役に立つサービスを実現すること。
IT知識以外の能力も求められる
顧客理解・課題発見・提案・説明など、「アドバイザー」としてのふるまいが求められることも。
産業横断でのIT成長と学習の必要性
金融・製造・流通・サービスなどあらゆる分野でITが成長。ITと業界知識の両輪で学び、人の役に立つIT人材をめざすことがのぞましい。
